いじめと戦おう!〜対策と克服法〜
108.中1〜高3女子・・・学校でのいじめ(現在、30歳)

 ご本人からのメール

〔いつごろから?〕
 中1〜高3

〔いじめグループは何人?〕
 女子校で、ブランド品を持っていたり、おしゃれをしていたり、機転のきく女の子たちでした。人数は、ほぼクラス全員です。

〔どんな悪口を言われていたか〕
 私は体調不良で痩せていたので、羨ましいと思われて、死に損ない、などと言われていました。

〔いじめのくわしい内容〕
 小学校は優しい子たちばかりでした。

 しかしながら、中学校に入ってから、気の早い女の子たちばかりで、おっとりとしていた私は、そのスピードについていけませんんでした。そして、体調が良くない、ということで、わざと水を浴びせられたり、教科書を盗まれたり、目の前で黒板消しを叩かれたりしました(喘息持ちでした)。悪口も言われていましたが、親に言っても「負けないように」としか言われていませんでした。

 私は親の言う通りに、負けないように、体を鍛えました。
あとは、枕をたくさんぶつけられた時(修学旅行です)の時にも、枕をぶつけて、やり返しました。

 すると、いじめっ子たちは痛そうにして、「うわ、こいつ強い」と怯えて言っていました。そして、悪口も言われていたのですが、それも睨んでいたので、「うわ、睨んでる」と言っていました。あとは要らない教科書を破ることで「うわ、乱暴だね」と怖がっていました。基本的に、最初は暴力的なことをされましたが、あとは悪口だけでした。

 高校まで続きましたが、「自殺したい」とは全く思っていませんでした。「負けない」と言う思いで、生きていました。

 今は「きっといじめっ子たちも事情があっていじめていたんだ」と、相手を「許す」ことで今は過去の記憶と戦っています。頭の中にまでいじめっ子たちに支配されたくないので、と言いますか、どうでもいいので、「忘れて」います。
 今は海外に行くために、仕事の傍、勉強しています。




いくつか質問させていただきました。お答えいただき、ありがとうございました。


Q1.いじめっ子は「ほぼクラス全員」ということですが、クラスには、生徒は何人くらいいましたか。

 大体30人前後だったかと思われます。


Q2.体調不良のため痩せていて「羨ましい」「死にぞこない」と言われていたということですが、何か病名などはあったのでしょうか。

 アレルギーとアトピー、喘息などがありましたが、特に重大な病気は無かったです。


Q3.親に相談するときは、勇気が要りましたか。

 はい、勇気がいりました。


Q4.お母さんに相談されたんでしょうか。お父さんは仕事で忙しくて話せなかったとか…。

 母子家庭でして、母は「とにかく負けずに、学校へ行きなさい」とだけ言いました。


Q5.ご両親はどんな性格の方でしたか。

 父も母も、いい意味で、自分のことを中心に考えている性格の人たちでした。


Q6.負けないように体を鍛えたということですが、どんなトレーニングをされたんでしょうか。

 腕立て伏せ、腹筋、ジョギングなどです。


Q7.どのくらいの期間、トレーニングすると、自信がついてきましたか。

 一年くらいでしょうか。


Q8.高校までいじめが続いたけど、「死にたい」と思ったことはないとは…本当に強いですね!すごいです。何か部活に所属していたりはしましたか。また、仲のよい友だちはいましたか。

 美術部などで絵を描いたり、漫画を描いたりしていました。そこで、仲の良い友達が見つかりました。


Q9.もし、一番苦しんでいる時の自分が目の前にいたら、なんと言って励ましますか。

  「今が全てじゃない」「苦しみはいつか消え去る」と言うと思います。


Q10.もし、今のあなたの知識・経験を持って、中学からやり直すとしたら、どんな風に行動しますか。

 多分、アトピーなどで悪口は言われると思うので、人間関係の構築は諦めて、もう少し勉強を頑張っていると思います。


Q11.高校卒業後は、大学に進学されたんでしょうか。

 一応進学しましたが、学校というところがあまり好きでは無かったので、自主的に辞めました。仕事の方が楽しいです。


Q12.今は「きっといじめっ子たちも事情があっていじめていたんだ」と、相手を「許す」ことで過去の記憶と戦っているということですが、多くの方は、いじめっ子が憎くて「絶対に許さない!」と思っています。どうして、あなたは「許さなくちゃ」と考えられたんでしょうか。何か本を読んだとか、きっかけはありますか。

 私も「憎い」と思う時はありました。でも、そういう「怒り」とかの感情は、体にとても悪い、と、どこかで聞きました。ただでさえ、いじめっ子に苦しめられて、体も心もボロボロになっているのに、そのような「憎しみ」や「怒り」の感情で、自分で自分を余計にボロボロにしてしまっては、自分がとてもかわいそうな気がしました。せめて自分は自分の味方になりたい、という思いから、逆に嫌な相手を「許す」ことで、自分も楽になれました。あと、「もう忘れて違うことをしよう」と考えて、悩むことを辞めました。とにかく、自分を大切にすることが大事だと思います。


Q13.海外に行くため仕事の傍ら語学を学ばれているということですが、海外で、どんなことをしようとされているんでしょうか。留学でしょうか。また、今はどんなお仕事をされているんでしょうか。

 恋人が海外に出張しているので、そのためです。海外では、何かしらのバイトをしようかな、と思います。まだまだ年月がかかりそうです。仕事は今はPCの関連です。収入はあまり・・・ですが、でも、気楽です。


Q14.いじめで苦しんで、自殺を考えている子も多くいます。あなたの、今まで一番「生きてて良かった!」と思えた時は、どんな時でしたか。教えてください。

 今が一番、生きていて良かった、と思えるときですね。いじめられているときは、辛いですし、なんで自分だけこんな目に遭わなくてはいけないのか、とか、いっそのこと死んだ方が楽だ、とか、そのように考えてしまうと思います。でも、よく考えると、いじめって「なんでいじめているのか」と不思議に思うのです。滑稽といいますか、大人気ないと言いますか、大人でもいじめはありますが、客観的に考えてみると、とても幼稚に思えるのです。過度な表現ですが、誰かをいじめるくらいなら、いじめられるくらいの方が、まだマシだと思ってしまいます。それくらい、いじめって馬鹿馬鹿しいことだと思います。だから、幼稚ないじめっ子たちのために、自分を犠牲にしないでほしいです。


 こんな感じでよろしかったでしょうか。齟齬がありましたら、またメールでご指摘ください。
私も、さねゆきさんのような、いじめられっ子を助けるような、そんな方に憧れます。素晴らしいですね!お仕事の傍、というのがすごいと思います。大変ではありますでしょうが、心の中で、応援させていただきますね。


※その後、メールをいただきました。本当にありがとうございます!

 さねゆきさん、お久しぶりです。
 ネットで色々と調べていると、自殺が毎日のように起きていますね。私も一時期、自殺願望がありました、なので気持ちはわかります。でも、見ていて、とても辛いな、と思いました。それ故に、このメールを送らせていただきますね。

 自殺の引力といいますか、死にたい気持ちは、本当に力強いです。それを止めるのは、自分しかいませんが、本人には「もう死ぬしかない」と、周りが全く見えません。そういう時に役に立ったことを、いくつか列挙させていただきますね。


◎自殺をふみとどまるために、良かった方法

警察相談窓口
 こちらは、#9110にダイヤルすると、緊急ではない相談事を、警官の方に相談できます。いのちの電話はとても繋がりにくかったので、私はこちらの警察相談窓口に何度かかけていますが、警官の方に、何度もお世話になりました。ただ警官の方も時間がありませんし、通話料がかかります。

・ぬいぐるみ(或いは人形)
 私は一人で生活しています、ですので基本的に一人です、誰もいません。彼氏はいますが、仕事や睡眠の邪魔をしたくないので、私は「人形」に助けられています。どういう風に助けられているかといいますと、「脳内で作り上げた、絶対に自分に味方であり、ちゃんと想いを聞いてくれる、大切な話し相手」になってもらいます。例えば「辛い、苦しいよ」と話しかけます。そして人形には、「大丈夫だよ、僕がついてるよ」と語ってもらいます。抱きしめてもいいと思います。とにかく、「絶対に否定しない」「生きていて良いんだよ」「弱くても良いんだよ」という「生きることを全肯定する」存在を、自分で創り上げることが良かったです。

・小説を書くこと
 辛い想いは、吐き出すことで、だいぶ楽になります。ただし、ツイッターなどのツールを用いると、揶揄や誹謗中傷をされてしまいました。なので「創作物」を作成することで、とても楽になりました。一応私のサイトを載せさせていただきます。
https://kohina39.exblog.jp/
https://ameblo.jp/sweetnightdreams(予備)
こひな、というハンドルネームで、ブログ上に小説をあげています。「こういうやり方もあるよ」という感じです(^^;)

・寝ること
これはとても大切だと思います。睡眠が良くとれていないと、脳が働かないまま、「死ねば楽になる」という発想が生まれます。

と言った感じです。

 さねゆきさん、お忙しい中誠に申し訳ないですが、このような案を、どこかに載せていただけたら嬉しいです。
 毎日のように「自殺」のニュースを見て、メールを差し上げた次第です。
 あと、ブログですが、さねゆきさんのお気に召したら、で結構です、リンクしていただけるとありがたいです。いじめとは関係ないかもしれません、なので、リンク掲載の件はお任せ致します。「こういう方法があるよ」と言った感じですので・・・。

長々とすみません。
寒くなりましたね、どうかお体大切になさってくださいね。



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