いじめと戦おう!〜対策と克服法〜
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118.中3男子・・・学校でのいじめ(現在、28歳) |
ご本人からのメール 〔いつごろ?〕 中3 〔いじめグループは何人?〕 率先していじめてくる主犯格が2人。 それに乗っかってきたり笑ったりしている取り巻きが3、4人ほど。 いずれも男子で、クラスの人気者。 〔いじめのくわしい内容〕 いじめが始まったきっかけはハッキリとしたものはありませんが、僕が嫌なことをされても反抗せず、ヘラヘラしている性格だったので、それを面白がって始めは「イジる」くらいのものだったのが、段々とエスカレートしていったのだと思います。 ・いじめの内容 身体の特徴をからかわれる。 ビンタされたり、蹴られたりする。 自転車を壊される。 教室で後ろから突然ズボンを下ろされる。 やりたくないことを命令される。 クラスメイトや先生、親などに「いじめられている」と思われたくないという気持ちもあり、僕がいじめ行為を受けてもなんとか笑ってやり過ごしていた。僕は辛い思いをしていましたが、周りの人たちは「いじめ」だと認識していなかったと思います。 ・どうやって耐えたか 当時の僕は、このいじめを無くすことは無理だと諦めていました。 なので、家にいる時間だけはなるべくいじめのことを忘れられるように、ひたすら趣味に没頭しました。 そして気持ちの面では、「学校なんて最悪行かなくてもいいや」と気持ちを切り替えるようにしました。 趣味についてですが、僕が没頭していたのは音楽です。 その頃、今でもずっと大好きなバンドとの出会いがありました。 身近には自分のことを理解してくれる人なんて誰もいないと思っていましたが、そのバンドの曲を聴いているときは、いつもすぐ側で寄り添ってくれている気がしました。 そして、いつか必ずこのバンドのライブに行ってお礼をするんだという気持ちが心の支えになりました。 ※音楽の力というのは、とても強いです。 心に響いて自然と涙がこぼれてくるような音楽と出会えると、本当に人生の支えになると思います。 また、気持ちの切り替えについてですが、いじめを無くすことを諦めていた僕は(いま振り返ればいじめを無くすことができる可能性はあったのだと思いますが)、いじめが辛くてどうしようもなくなったら、学校へ行くのをやめようと考えるようにしました。 もし僕が不登校になったとしても、僕は全く、これっぽっちも悪くないのです。 そう思えるようになってからは、少し気が楽になりました。 ※あとは、中学を卒業した後の人生は、こいつらよりも自分が一番幸せになることで、復讐をしてやろうと思っていました。復讐したい、やり返したいという気持ちはとても強いエネルギーなので、そのエネルギーを自分が幸せになるために使えたら、絶対に良い方向に向かいます。 年を重ねて、いろんな人と出会う中で、中学の頃はからかわれていた自分の特徴を、むしろ素敵な特徴だと評価してくれる人たちともたくさん出会います。 世界は、子供の頃に想像しているよりもずっと広いですし、ずっと素敵なものです。 |
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