| いじめと戦おう！〜対策と克服法〜
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 6７．中１〜３女子・・・学校でのいじめ（現在、39歳） |
ご本人からのメール 〔いつごろから？〕 中１〜中３ 〔いじめグループは何人？〕 気の強い目立つタイプ。いつもは、5人。多い時は10人。 〔どんな悪口を言われていたか〕 ぶりっ子。 〔いじめのくわしい内容〕 中学入学して、すぐに男子の先輩から手紙を貰いました。それがきっかけで、いじめが始まりました。呼び出しがかかり、行かなければクラスに来て大きな声で悪口を言われました。家にまで、電話が掛かってきた事もあります。 私の家は、母子家庭で祖母と、母と、妹の4人暮らし。母は、病気で家で寝たきりでした。校内掲示板に飾ってある、私の作品にまで押しピンが刺されてました。孤独でしたね。 でも、学校は行ってました。それは、病気の母に心配をかけたく無かった。それに尽きます。 私には、家に優しい家族が居る！と思えたので頑張れた気がします。これが、妹の身に起きてる事じゃなくて良かったと思えてました。 短く永い、3年間ですが一日、一日…いつか、終わりはあります。そんな風に考えてました。私の場合は、暴力ではないので耐えれたんだと思います。一度、暴力に発展しそうになった時に私は、大きな声で反撃に出た事があります。以後は、陰口やクスクス笑い、いじめっ子は仲間を増やしていったようですが。 今は、私にも中学の子供がいます。子供に言いたいのは、学校が全てではないと言う事。いつか、学生は修了します。 でも、現在 暴力や堪え難いイジメに合っているなら、家族に話して下さい。家族は、あなたの絶対的な味方だからです。一人で、悩むのは解決になりません。学校、行きたくないなら行かなくていいです。他の解決策を、見つける事は出来るはずです！ ※たくさん質問させていただきました。ありがとうございました。 Q1.中１でもらった手紙について教えてください。 ラブレターです。入学して、1ヶ月でもらいました。交際は断りました。 Q2.手紙をくれた男子について教えてください。 1つ上の2年生です。学校では、サッカー部のキーパーで目立つタイプでした。本気だったのかどうか分かりませんが、サッカー部の後輩に頼んで、その後もいろいろ言って来ました。帰り道で待たれたりもしました。 Q3.断ったあと、何か言ってきましたか。 友達になろうと言われました。いい人だったようですが、私はそれどころではないので、断りました。 Q4.学校での呼び出しについて教えてください。 2年生の女子、1年生の女子、数人から呼び出されました。場所は、校庭の端や部室などです。生意気とか、付き合ったらただじゃおかないとか、脅されました。 Q5.わざわざクラスに来て悪口を言った人は、どんな人ですか。 クラスに来たのは、同学年女子です。ヤンキーではないですが、目立つグループでした。 Q6.家族が最初に嫌がらせの電話に出たことはありませんでしたか。 あります。でも夜遅かったので何の用事かと聞いたら、切れたそうです。 Q7.妹さんについて教えてください。 2つ下です。私がいじめられていることは知らなかったと思います。 Q8.お母さんの看護は、だれがしていたんでしょうか。 大半は、祖母がしてました。私は、お風呂とか一緒に入り洗髪や身体を洗ってあげたりしていました。 Q9.学校の先生には相談しようとは思いませんでしたか。 考えませんでした。あまり、授業以外に生徒と交流がない担任でした。 Q10.先生は、いじめに気づいていましたか。 気づいていたと思います。イジメてた子も含め、声を上げて騒ぎになった時に職員室に呼ばれましたから。 Q11.休み時間は、どのようにして過ごしていましたか。 席が近い人と話してました。 Q12.クラスで、仲よくしてくれる子はいましたか。 いました。 Q13.部活はしていませんでしたか。 剣道部でした。同じ部で、優しい言葉をかけてくれる子もいました。 Q14.その頃のいじめをふり返って、今はどう思いますか。 今では、しょうもない事に巻き込まれてたんだな…と。ただ悔しくてあの時、こう言ってたら、してたら…と思うことはありますね。 Q15.もしも、今、一番苦しい頃の中学生のあなたが目の前にいたら、なんと言って励ましますか。 今は、ずっと続かない。終わりが必ずあるよ。 Q16.朝、学校に行くのがどうしても嫌なとき、どう自分に言い聞かせて出かけていましたか。 「この間にも時間は過ぎている」と、言い聞かせていました。 Q17.中１から中３までで、いじめはどう変わっていきましたか。 卒業の度に、先輩がいなくなり自然と減りました。中立で笑ってた人も、いなくなってました。 Q18.クラス替えをしても、いじめは続いていたんでしょうか。 続いてました。 Q19.中１から中３までで、一番辛かった時期はいつごろでしょうか。 中1です。小学校が楽しかったから余計に辛く思いました。小学校で仲が良かった子が一人、グループに加わってたのでショックでした。人間不信になりました。 Q20.乗り切るコツを教えてください。 目を合わせない。学校の友達には、深く話さない。 Q21.家ではどう過ごしていましたか。 犬と遊んでました。 いとこに相談の手紙を書いたり、友達に電話したりしました。部活で話せる友達に学校から離れて話を聞いてもらいました。励ましてもらったような感じです。今でも、友達とよく会います。あんな事があって、絆が出来たのかもしれないですね。 Q22.家族についてのエピソードが何かあったら、教えてください。 うちは、祖母が毎日弁当を持たせてくれました。下校すると、窓から母が帰宅する私を待って、手を振って迎えてくれました。 Q23.もし、家が荒れていたら、どうなっていたと思いますか。 一年中、母は寝たきり。祖母も仕事して生計を立ててくれてたので、みんな負担を背負って頑張ってたように思います。荒れてたら、もっと自分の事だけ考えてたと思います。 Q24.もし、やり直せるとしたら、お母さんに相談しますか。 しません。祖母には、言うかもしれませんが。母は、自分で精一杯だったし、心配かけたくありません。母は、病気が苦で「死にたい」と言った事もありました。 私は、健康で何でも出来る。なんだか、イジメっ子の事で悩んでる事が小さく思えました。辛いと今、恵まれてる幸せでさえ気づかないものですね。 Q25.妹さんが中学生になったときは、何か影響はありませんでしたか。 なかったと聞いてます。 Q26.暴力されそうになって、脱出したときのことについて教えてください。 場所はトイレでした。相手は女子４人です。声を出しました。髪を引っ張られ腕を捕まれたので、抵抗しました。 Q27.大きな声で言ったとき、どのように考えて、思い切って言いましたか。 突発的にしてしまったので、あまり考えませんでした。 Q28.それ以後は、暴力に発展しそうになることはありましたか。 職員室に呼ばれ、親に電話がいきました。暴力に発展しないように、気をつけてました。 Q29.もしも、お子さんがいじめられていると知ったら、どのように行動しますか。 原因を探します。場合によっては、先生に話すかも。 Q30.もしも、お子さんがいじめられていて、「学校に行きたくない」と言ったら、休ませますか。 イジメの内容によります。最終的に、解決策がなければ本人さえ良ければ、転校してもいいと思います。 Q31.中学卒業後について教えてください。 高校では、バイト先の友だちもできましたし、学校帰りに友だちと買い物に行ったり、日曜日にマクドで食べながら、おしゃべりしたり。中学とは、全く違ってました。一度に自分の置かれてる世界が、広くなりました。新しい世界でした！高校の三年は、あっという間に終わったと言うぐらい楽しかった。 その後はOLになりました。 Q32.「死なないでよかった…！」思える出来事があったら、教えてください。 今だと、あーあんな事あったな。と振り返れます。今では、子供を出産し腕に抱いた時に母もこんな気持ちで私を産んでくれたのだと感謝しています。まだ、頼りのない私に抱っこされ安心しきって、スヤスヤ寝てるわが子の顔を見ると、シッカリしなきゃ！と、奮い立たされました。 Q33.いじめっ子たちのその後について知っていたら、教えてください。 分かりません。同窓会でも会いませんし。同級生も、連絡とってる人はいないそうです。 Q34.親に相談できない子がいたら、何と言ってアドバイスしますか。 親は、1番にあなたの事を考えてくれるよ。 Q35.最後に、いじめで苦しんでいる子どもたちに、メッセージをお願いします。 最近、よくイジメで亡くなるニュースを観ます。ネットなど、他人事で書きたい放題、言いっ放しです。自殺する勇気があるなら、死んだつもりで反撃しないんですか？とか。 自殺するまでには、段階があるとおもいます。勇気では、ないです。相談も出来ない程、追い詰められ生きて行く希望も持てず、心の病に掛かってしまってでないと、普通なら怖くて自殺なんか出来ません。 相談できるうちに、誰でもいい。信頼する人に話して欲しい。学校は、すごく狭い世界です。 どうしても行きたくなくなったら、変わればいい。何年かしたら、学生も終わりです。また、違う世界が広がります。今は、それまでの通過点に過ぎないのだから。 （追伸） 今は、私にも中1を始め4人の子供の母親になる事ができました。イジメって、大小あるものの無くならず、どこにでもあるものだと思います。悲しいですが…でも、側にいる親や先生が気付いてあげれないのは、もっと辛いです。学校が安心して、勉強が出来る場所になるように大人がしてあげないといけない。 たまたま、最近 友人のお子さんがイジメにあい、家族で話されて転校しました。それで、このホームページに辿り着きました。とても勉強になり、生きる力になります。大変だとは思いますが、本当にありがとうございます。 |
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