いじめと戦おう!〜対策と克服法〜
 次のメールを送りづらくする作戦

 前向きに、「どうすれば相手が、次のメールを送りづらくなるか」を考えていきましょう。

 送られちゃったものはしょうがない
 メールは、ほとんど受信フォルダしか見ない
 返信すれば必ずとどく
 「いじめメールを送りたい」という気持ちを、げんなりさせる
 テキトーにていねいに
 一時間後に返信する

送られちゃったものはしょうがない

 いったんいじめメールが送られてしまったら、それはそれで仕方のないことです。ケータイ会社の社長にお願いしようが、何しようが、どう逆立ちしても「なかったこと」にはできません

 だから、悲しんだり、怒ったりするだけ損です。それこそ相手の思うツボですから、へっちゃらでいましょう。「なんでこんなメール送るの…?」と、思うよりも、「どうすれば次のいじめメールを防げるか」を考えていきましょう。


送られちゃったものはしょうがない





メールは、ほとんど受信フォルダしか見ない

 あなたは、メールの送信済みフォルダを1日に何回見ますか?たぶん、ほとんど見ないと思います。自分が書いたメールしか入ってないので、あまり見る必要がないですよね。

 いじめメールを送った人も、「自分が送ったメール」を見ることはあまりありません。だから、「こんなにひどいこと書いちゃったんだ…」と、思い返しません。自分がひどいことをした”あと”を見ないですむので、かんたんに忘れることができます。

 ところが、受信フォルダはしょっちゅう見ます。また、着信の音が鳴れば、すくなくとも「誰からか」は見なくてはなりません。


 
メールは、ほとんど受信フォルダしか見ない





返信すれば必ずとどく

 あなたとケータイが、アンテナマークの立つ所にいるかぎり、どこにいてもいじめメールはとどいてしまいます。

 でも、それは相手も同じです。返信すれば、必ずいじめメールを送った人のところにとどきます。たとえ、いじめメールを送るためだけにアドレスを変えていたとしても、すぐに返信すれば、アドレスを元にもどす前にとどくでしょう。


返信すれば必ずとどく





「いじめメールを送りたい」という気持ちを、げんなりさせる

 「またもう一回いじめたい!」という気持ちを、一番げんなりさせる言葉は「ごめんなさい」です。そこで、タイトル「ごめんなさい」、本文「本当にごめんね…」のメールを返信して、相手の受信フォルダにねじこみましょう。

 このメールを送られても、ただあやまっているだけなので、全然手ごたえがありません。これでは、返すのはたいへんです。まだ、「こんなメール送らないで!」とか「ふざけんな!」とか「なんでこんなひどいメール送るの?」などのほうが、返しようがありますし、返したくなります。

 ほったらかしにしたとしても、しばらくは受信フォルダを開くたびに、あなたのメールが目に入ってきます。そのたびに、「自分がいじめメールを送ったこと」を思い出さなくてはなりません。

 ジャマだということで、そのメールを削除しようとしたとします。でも、ちょっと手間です。「メニュー」→「削除」→「このメール」→「削除しますか はい いいえ」と、ボタンを何回も押さなければなりません。めんどうなだけに、記憶にのこります。


相手のいじめたいという気持ちをげんなりさせる





テキトーにていねいに

 相手は、テキトーな気持ちでひどいメールを送ってきています。だから、こちらもテキトーな気持ちで、しかしていねいに「ごめん」と返しましょう。「(あなたは私に死んでほしいんですね。でも、それはどうしても、できないんです。だから)ごめんなさい」という意味で、送ります。

 よけいなことは書かないようにしましょう。さらにメールを返すきっかけを、あげてしまいます。


テキトーにていねいに





一時間後に返信する

 相手が、いじめメールのためだけにアドレスを変えてなさそうなら、一時間くらいたってから「ごめんね」メールを送りましょう。

 一時間もたってから「本当にごめんね…」とだけ書いてあるメールがくると、相手は「返信するまでずっと落ち込んでたのかな…」と思ってくれるかもしれません。

 また、すぐにテンポよくメールが返ってくると、楽しくなってしまい、さらにまたいじめメールを送ろうとするかもしれません。一時間もすれば、相手はたぶんほかのことをしています。ちょっと忘れたころに、いじめメールのことを思い出してもらいましょう。


一時間後に返信する



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