いじめと戦おう!〜対策と克服法〜
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ふつうの子がいじめっ子になるまで
>人気者が嫌っている子の悪口
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人気者とは仲よくしておきたい。でも、面白い話しがないなあ。そんなとき、その子に”嫌いな子”がいれば、しめたもの。と、まわりの子(とくに人気者のともだち)は思います。 仲よくなる”おしゃべり” どんどん”ムカつくところ”を見つけてくる 悪口はべんり |
仲よくなる”おしゃべり” 営業マンの人が読む「もっと売れる!セールストークのコツ」みたいな本には、よくこういうことが書いてあります。 ”相手にYESと言わせる質問をたくさんしよう!” そうすると、早く仲がよくなって商品を買ってくれる、というわけです。 「今日は天気がいいですね」→「はい」 「今年は巨人が優勝しましたね」→「はい」 こういうやりとりをたくさんすると、「わたしとあなたは同じ気持ち。だから仲よし」みたいな感じになりやすくなるそうです。 まわりの子は、知らず知らずのうちに、こういうおしゃべりをしようとします。 |
どんどん”ムカつくところ”を見つけてくる 人気者がなにげなく「A、○○でムカつく」と言うのを聞いて「なるほど〜」と思った人は、Aくんのムカつくところをさがし始めます。「どのへんが○○なんだろ?」と、自分の目で確かめたくなるからです。 そういう気持ちで、観察すれば、だれだって嫌なところや、自己中心的なところが見つかります。 (あった!これはムカつく!)と思ったら、さっそく人気者に報告です。 「Aが○○してたぜ。やっぱムカつくな!」 すると、人気者が「だろ?だろ?お前”も”ムカつくだろ?」とか言って「ああ、オレ”も”ムカつく」という話しでもり上がります。 このようにして、「ぼくもきみ(人気者)と同じ気持ちです」という話しをくり返します。人気者と、まわりの子たちは、「○○だからムカつく。Aが悪い」という気持ちを強めていきます。 また、Aくんのドジなところを見つけては、その話しで笑ったりします。でも、べつになんてことないドジだったりします。 |
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悪口はべんり 話題にこまる学校生活の中で、悪口はたいへんべんりです。 クラスメイトのことは二人とも必ず知っています。また、相手が嫌っている子の悪口なら、よろこぶのは目に見えています。 よそから、あれこれと話題を持ってこなくても、わりと楽に「ぼくとあなたは同じ気持ち」という感じにできて、もり上がれます。 もちろん、悪口のターゲットに聞こえないようにしているので、「傷つけちゃったかな」とは思いません。 また、ともだちの少ない子をターゲットにすれば、だれかに聞かれてまずい、ということもありません。 |
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