いじめと戦おう!〜対策と克服法〜
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 「好き!」のほうが強いとき

 好き!のほうが強いなら、乗りこえられます。がんばりましょう。
 ただし、暴力があるなら辞めましょう。


「好き!」なら大丈夫
部全体のためになることをする
雑用をする
みんなに、もっとやる気を出してもらう
練習試合でも本気でやる
好きなら、きっとうまくなる



「好き!」なら大丈夫

 部活を続けたい理由が、「好き!」なら大丈夫です。でも、それ以外の理由なら、「ツライ…」が強いときを見ましょう。


「好き!」なら大丈夫





部全体のためになることをする

 「好きだから続ける!」と決めたら、がんばりましょう。

 とにかく、部全体のためになることをしてください。スポーツ系の部活なら、どうしたら「部が」勝てるか考えましょう。文化系なら、どうしたら「部が」うまくなるか考えましょう。

 それには、「みんなが」うまくなる必要があります。もしも、自分がダメでも、ほかの人たちがものすごく強かったら、全国優勝だってできます。もちろん、自分がうまくなれば、それはそれで部のためになります。


部全体のためになることをする





雑用をする

 うまくなるには、練習しなくてはなりません。練習するには、時間がいります。そこで、少しでも多く練習できるように、雑用をどんどんやりましょう。

 一番に行って、道具を出しましょう。サッと練習を始められたら、みんなやる気も出てきます。できれば、道具の手入れなどもしましょう。

 少年野球のコーチの方に聞いた話しです。あまりうまくない小4の男の子がいました。低学年の子たちからもバカにされていました。コーチは「これはいじめじゃないかな…」と思いましたが、どうしていいか分からず見守っていました。
 すると、その子は雑用をがんばるようになりました。それを見た小6のキャプテンが「俺たちは、あいつのおかげで野球に集中できるんだ」と、みんなの前で言ってくれました。いじめはなくなりました。


雑用をする





みんなに、もっとやる気を出してもらう

 スポーツ系の部活なら、練習中に声を出すようにしましょう。私の知り合いの野球部のコーチによると、「大声を出していると、よく分からないけど力が出てくる」そうです。

 文化系の部活なら、とにかく何かホメましょう。どんな下手くそな人でも、何かホメましょう。自分が下手くそだから、人をホメられない…というときは、うらやましがってみましょう。「コツを教えて!」とお願いするのもいいです。すると、うれしくなってやる気を出してくれます。

 後はいは、8ホメて2しかるくらいでちょうどいいと思います。注意してばっかりだと、しょんぼりしたり、「うるさいなー」と思われてしまいます。8ホメていると、注意しても「そっか…よし、変えてみよう」と聞いてもらえます。


みんなに、もっとやる気を出してもらう





練習試合でも本気でやる

 中2のテニス部の女の子から、「練習試合で勝つと『つまんない』と文句を言われます」という相談がありました。「気にしないで全力でやってください」と答えました。

 部のために、思いっきりやりましょう。コテンパンにやっつけたら、その人も「くそ!」とやる気を出してくれるかもしれません。また、ほかの人も、プレーを見て参考にしてくれるかもしれません。

 高校生の野球部が小学1年のチームと試合したら、全部勝てるでしょう。でも、小1とばかり試合していても、きっと甲子園にはいけません。相手のために、全力でやりましょう。


練習試合でも全力でやる





好きなら、きっとうまくなる

 いじめる人は、すぐほかの人のせいにしがちです。だから、自分の悪い所に気づかず、なかなかうまくなれません。

 でも、「好き!」なら、いつかうまくなっていきます。練習を一生懸命やるからです。そして、「部」にとって大切な人になります。

 サッカーの長友選手は、大学のとき補欠で、ずっとタイコを叩いて応援してました。それでも、好きだから、うまくなりました。


好きなら、きっとうまくなる



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