いじめと戦おう!〜対策と克服法〜
 授業を受けられないとき

まずは「あ、そう」と思う
先生に「授業受けれません」と言う。犯人は言わない。
「あーラクちん」と思って、見学する
何回もあったら、先生も「おや?」と思う
つくえに「死ね」と書かれたら…

まずは「あ、そう」と思う

 フエや絵の具などが、さあ授業というときに「ない!」ということがあります。そういうときも、まずは「あ、そう。ま、いいや」と落ちつきましょう。

 「ない!ない!」と大さわぎすると、よけいにいじめっ子たちは楽しくなってしまいます。それだけ反応してくれたら、イタズラしたかいがあるってものです。「面白いから、またしよう♪」となってしまいます。


まずは「あ、そう」と思う




先生に「授業、見学します」と言う。犯人は言わない。

 授業で使う物がなくなって、受けられなくなってしまいました。落ちついて、先生にそのことを言いましょう。持ってくるのを忘れたと、思われてもこまります。

 「ちゃんとあったんですが、なくなってしまいました。だから、見学します」と言いましょう。おきたことを、そのまま言いましょう。

 犯人の名前は言わないでください。「たぶん、あいつかな…」と思っても、だまっていてください。「心あたりはあるか?」と聞かれても、「分かりません」と答えてください。「チクられた」と思われても、こまります。それに、もしちがう人だったら、たいへんです。


先生に「授業受けれません」と言う。犯人は言わない。




「あーラクちん」と思って、見学する

 そのあと、だれかかしてくれたら、「ありがとう」とお礼を言って、ふつうに授業を受けましょう。かりられなかったら、見学します。

 このとき、「あーどうどうと受けなくていいなんて、ラクちんだなあ」と思っていてください。ウフフとかクスクスと笑われても、知ったこっちゃありません。「だって、ないんだから、しょうがないよねー」と思っていてください。

 イチローだって、ボールとバットがなかったら、ただのおじさんです。ベートーベンやピカソだって、ピアノや絵の具がなかったら、ただの外国のおじさんです。何も気にしないで、見学してください。


「あーラクちん」と思って、見学する




何回もあったら、先生も「おや?」と思う

 こういうことが何回もあったとします。すると、先生も「おや?」と気づいてくれます。その気になれば、犯人さがしをしてくれます。

 もしかしたら、先生が手っとり早く見つけようと、心あたりを聞いてくるかもしれません。でも、なるべく「わかりません」でとおしてください。まず、クラス全体に聞いてもらうほうが、自然です。


何回もあったら、先生も「おや?」と思う




つくえに「死ね」と書かれたら…

 よくあるのが、つくえに「死ね」とラクガキされることです。でも、気にしないでください。「なんで小学生(中学生)の命令で死ななきゃいけないんだ。生きます」と思っていてください。

 自分で消せるなら、さっさと消しましょう。消せなかったら、先生に言って、つくえをかえてもらいましょう。このつくえだと、授業に集中できません。安心してください。だれだって、そんなのが書いてあったら、気になって勉強できません。


つくえに「死ね」と書かれたら…


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