いじめと戦おう!〜対策と克服法〜
 考えかた

物だから、気にしない
くつがなくなったら…
体はへっちゃらだから、いい
防げないから、あきらめる
ぬすまれてもいい物だけ、持っていく
名前は書かない

物だから、気にしない

 今は、たくさんの物があります。私たちのまわりにある物は、全部、世界中に何百万個もあります。

 かわりはもう、本当にいくらでもあります。こうして、このページを読んでいる今も、どこかの工場でドカドカ作られています。

 だから、ぬすまれたりなくなったりしても、気にしないようにしましょう。


物だから、気にしない




くつがなくなったら…

 よくねらわれるのが、くつです。ゲタ箱のくつがなくなります。

 でも、なくなったとしても、落ち着いてください。今、はいてるくつがあります。上ばきがなくなったら、外ばきのウラをぞうきんでふいて、はきましょう。外ばきがなくなったら、上ばきで外に出ましょう。

 何かふんで、いたくなかったら、それで十分です。

 ある小3の女の子は、上ばきを隠されたとき、こう考えました。「上ばきなんか高くないし、本当に無かったとしても、また買ってもらおう」と。その子は、親や先生に相談して解決しました(克服体験談71)。


くつがなくなったら…




体はへっちゃらだから、いい

 物は、いくらでもかわりがあります。でも、体は世界で一つだけです。あなたの体は、世界で一つだけの手・世界で一つだけの足・世界で一つだけの目…です。

 かわりはありません。体は、何百億円出しても、買えません。だから、何かされそうになったら、必死で逃げなくちゃなりません。

 でも、物なら、どうなっても問題ありません。えんぴつをヘシ折られても、「いて!」となりませんよね。体がへっちゃらなら、オールOKです。「物なら、どうぞどうぞ」と思っていてください。

 お母さんに「なくしちゃったから、新しいの買って」とお願いしましょう。


体はへっちゃらだから、いい




防げないから、あきらめる

 物へのいじめは、防げません。あっちこっちに置いてある自分の物を、いつも見はれません。いじめっ子がその気になれば、どうとでもなってしまいます。

 「何がなんでもやらせないぞ!」と、がんばったとします。ゲタ箱にカギをつけます。できるだけ自分の物を持ち歩きます。しかし、今度はその姿が悪口のネタになってしまいます。

 学校という場所では、完ぺきな防犯はできません。あきらめましょう。


防げないので、あきらめる




ぬすまれてもいい物だけ、持ってく

 学校には、どうなってもいい物だけ持っていきましょう。もし、それがなくなっても「まあ、いいや」と思える物だけにしましょう。

 だから、できるだけ安く、そこらへんで売っている物にしましょう。高い物や、思い出の物は、何かされるとイヤなので、持って行ってはいけません。


ぬすまれてもいい物だけ、持っていく




名前は書かない

 どうでもいい物には、名前は書かないでおきましょう。よけいにねらわれてしまいます。どうでもいいから、べつに返ってこなくていいんです。


名前は書かない


このページのトップへ
前へ < 2/3 > 次へ 授業を受けられないとき
いじめ対策  いじめと戦おう!トップ   サイトマップ