いじめと戦おう!〜対策と克服法〜
>>どうすれば笑わないでいてくれるか
どうすれば笑わないでいてくれるか

 影の実力者は、「本当にあなたがいじめられるべきかどうか」を、自分なりに判断します。かれらが笑っていると、「たしかに、いじめられる理由がある」と、いじめグループに公認のお墨付きを与えているようなものです。ますます勢いづいてしまいます。

 だから、あなたが”実はいい人”だと思ってもらいましょう。

 かれらは、自分が「こうだ」と思ったとおりに行動するのが好きです。いじめグループに「やめろ」とは言わないでしょう。でも、ムスッとしていることで、「いじめられる理由はない」と、たった一人でもアピールしてくれます。そして、みんながそれを見て、参考にします。


 いじめグループを変えるよりずっと楽
 まずは”クラスの人たちを味方にする”から
 あいさつをする
 一人のときをねらって話しかける




いじめグループを変えるよりずっと楽

 影の実力者は、基本的にはやさしいので、直接いじめには加わっていないでしょう。

 いじめグループにあいさつしたり親切にするのは、あなたの気持ちとしてむずかしいと思います。でも、影の実力者にだったら、できるはずです。

 また、いじめグループは、あなたが”いい人”だと分かっても、なかなか態度を変えません。それまでの流れがあるので、つい、同じようにいじめがちです。グループの人の目もあります。結局はかれらを変えなくてはなりませんが、根気がいります。


 しかし、影の実力者は冷静に、あなたが”いい人”かどうか判断します。いじめに加わっていないので、すんなり認めます。そして、すぐ態度を変えます。早いわりに効果が大きいので、がんばりがいがあります。


いじめグループを変えるよりずっと楽





まずは”クラスの人たちを味方にする”から

 いじめがある中で、いきなり仲よくしようとしても、むずかしいでしょう。
 「こいつ(あなた)と仲がいい、と思われると困る」と、逃げられてしまうかもしれません。そうすると、あなた自身が傷ついてしまいます。

 だから、まずは”クラスの人たちを味方にする”などをして、みんなの役に立とうとしている姿を見せていきましょう。

 あなたのそういう姿を見たかれらは、だれよりも早く、あなたが”実はいい人”だと考えかたを変えます。


まずは自己中つぶしから





あいさつをする

 ”クラスの人たちを味方にする”などをしていき、様子が変わってきたら、勇気を出してあいさつをしてみましょう。いじめグループにするよりは、ずっと楽なはずです。

 かれらが、あなたのがんばりを認めてくれていれば、必ず返事をしてくれます。

 いじめグループや、他のクラスメイトは、あなたの良さを認めていても、なかなか返事をしてくれないかもしれません。リーダー格や、いじめグループが怖いからです。


 でも、自分の考えで自分の行動を決める、影の実力者はちがいます。自分が”実はいい人”と認めているあなたのあいさつを、無視することは、自分がゆるせません。


あいさつをする





一人のときをねらって話しかける

 さすがに、かれらでもいじめグループがいる教室で、あなたと仲よく話すのはむずかしいかもしれません。

 でも、一人のときなら別です。「仲がいいと思われたら困る」というのを言いわけにして無視できません。

 教室では、「いじめグループの目があるからしょうがない」と言いわけして、無視しても『やさしい自分』というイメージを守ることができます。でも、だれも見ていなければ、言いわけできません。


 あいさつを交わすほどになっていれば、必ずあなたの良さを認めています。だれも見ていない時に、”実はいい人”と思うあなたに話しかけられれば、無視できません。まして、影の実力者ならなおさらです。

 かれらは、自分が「こうだ」と思ったとおりに行動し、話せるからこそ、信頼されているのです。だから、必ず話してくれます。

 いったん、仲よく話してしまえば、その事実は重しとなります。「あの時、仲よく話しちゃったしなあ・・・」という気持ちが、ブレーキになります。


一人のときをねらって話しかける


このページのトップへ
前へ < 4/4 > いじめと戦おう!トップ
サイトマップ