いじめと戦おう!〜対策と克服法〜
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 シカトくずし(一人目とその友だちのとき−はじめのころ)

 「まあいいや」と、そのままにしてたら、数人に広がってしまいました。

 一人のときは、わりと平気です。しかし、数人になったとたん、グンと辛くなります。でも、まだ、今なら「あやまる」でなんとかなります。


 まだ「あやまる」で
 嫌われている理由が分からないとき



まだ「あやまる」で

 一人目の子は、きっと友だちに、自分が怒っている理由を話したにちがいありません。友だちは「たしかにムカつく。オレもシカトするわ」と、納得したんでしょう。

 もう、一人目の子にあやまっても、友だちを納得させた手前、意地をはってゆるしてくれないかもしれません。しかし、まだゆるしてくれる可能性もあります。今のうちに、やれるだけのことは、やっておきましょう。

 放っておくと、”シカトするのが当たり前”になってしまいます。そうなると、「なんでシカトを始めたか」がどうでもよくなります。『自分が悪い、と分かれ!』というメッセージを伝える、という目的がどうでもよくなり、あなたは「ただなんとなく、シカトするべき人」として、固まってしまうのです。

 ここであやまっても、「は?今さらなに言ってんの?」となり、「ごめん!」すらシカトされてしまいます。だから、今のうちにやれることをやっておきましょう。


まだ「あやまる」で





嫌われている理由が分からないとき

 一人のときとちがって、その子の友だちまで加わってしまっています。だから、理由を聞き出すにも、ちょっと工夫がいります。

 一人目の子は、「ムカつく!」と思っている張本人ですから、「シカトしてやる!」という気持ちが、強いです。だから、聞き出せません。

 ところが、その友だちは、「たしかにムカつく。じゃオレもシカトするわ」と、言ってみたものの、本当にムカついてはいません。「嫌なこと『された』!」と思っている人とは、温度差があります。

 つまり、「シカトしてやる!」という気持ちが弱いんです。「しょうがなくシカトしている」というほうが近いかもしれません。

 だから、一人目の子がいないときは、「シカトしなくちゃ!」という気持ちがグッと弱まります。その時を見逃さず、聞き出しましょう。


嫌われている理由が分からないとき



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